「この回から続々とライブプリキュアが増え始めたわね……」
「ある意味、この回から本当の『ライブスタープリキュア!』だからな………
この回から群像劇主体の作風になっていったし」


デアラ 4-1
「あと、この回からニチアサやウルトラシリーズ以外のキャラも解禁してたな」
「最初に解禁されたのは………『デート・ア・ライブ』の四糸乃ね」
「ああ、奴の氷の力には苦戦させられたぜ………」


「この話から色々なキャラが増えて来たからな………
早速、小説本編スタートだ!!」

第6話:対立

ピピピピピ……
今日もまた朝の目覚ましが鳴る。
「また朝が始まったか……」と怠い気持ちもあるが、昔程は不満ではない。
今の私には力がある。
力があり、ある程度のハプニングはあるものの8割方は自分の予定通りに物事が動いている現状に美沙輝は満足していた。

「力があるというのはいいもんねぇ
それと自由があるのとないとでは全然違うわね」

かつてイジメられた過去があるからこそ、断言できる美沙輝
イジメを行うクズな人間を潰す事が出来る『力』、そのクズがいる学校に行かない事でもたらされる『自由』
この2つを得た事により、夢にまで見た誰にも縛られない自由な生活を今、彼女は手に入れられているのだ。
そんな自分に感嘆としながらも美沙輝は朝食を準備し、口にする。


「やっぱり朝はカツパンとチーズの組み合わせよねー。」


今日の朝食はメンチカツパンと一口サイズのチーズ
体重などという数字を気にする事は彼女にはない。 いや体重だけではない。
全てが数字によって計られるこの社会を激しく嫌悪する美沙輝にとって数値というのは忌むべきものであった。
故にそのようなものには拘らなかった。


「この力があれば……この腐った社会を丸ごと変える事も出来るのかしらねぇ………?」


自分に口にした言葉は何も今思いついた事ではない。
力というのは更なる欲望を生む。 その欲望は自分が『力』を得た時からずっと考えていた事であった。
が、今はその事を考える時ではない。


「まだダメ……それをやるにはまだドールが足りない。
ダークネスを屈服させるだけの力を………」


そうダークネスの存在がある限り、それを安易に行うわけにはいかない。
だが、奴の始末はそう簡単ではない。 何故なら奴を普通に倒してしまえば………
と考えたところで美沙輝はズボンのポケットにしまっていたギャラクシースパークが光っている事に気付く。


「何だ?」


光り輝く変身アイテム・ギャラクシースパークから何かが発射され、机にストンと置かれる。
光が消え、そこに置かれていたのはどうみてもスマートフォンであった。 ちなみにメインカラーはピンクである。


「これは……スマホか?」
……って、おおおおおっ!? スマホ!?」


珍しく驚嘆の声を出す美沙輝
だが無理もない。 美沙輝ももう中学2年生
さすがにそろそろスマホを欲しいと思っていたのだ。
まさか、プリキュアになる事でタダでスマホを手に入れられるとは思わなかった。


「随分と気前がいいけど、このスマホ何が出来るんだ?
コイツから出て来たって事は普通のスマホとは違うってはずだけど……」


早速、電源を入れようとするが、美沙輝は机に置いてある時計に示された現在時刻を見て、用事を思い出す。


「あー……そういや今日はあそこ行かなきゃいけないのか。

仕方ない、コイツのチェックは帰ってきてからだ。」

そういって美沙輝はスマホらしきものをバッグに突っ込み、身支度をして、家を出る。
向かった先は贔屓にしている喫茶店「アイティー」だった。
今日はここである女と約束をしている。
自分にとって本来、倒すべきである女と……

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キュアウィッチの変身前の姿である少女、魔奇栞
キュアデストロイの変身前の姿である少女、水森紗枝
2人は数日前からダークネスの命により、簡易型ギャラクシースパークというべき存在であるキュアスパークの製造に懸かっていた。
シャドースパークではなく、キュアスパークなのは「そちらの方が都合がいい」という事らしい。
おそらく闇の力を注入するのには力を多く使うからだろう。


「ウッ、私こういうモノを作る作業より前線に出る方が好きなんだけど………」
「ゴチャゴチャ言うなデス!
それは私も一緒デス! 栞はこの前まで前線で戦ってたじゃないデスか!!」
「分かってるわよ………」
「それにお姉様の為なら私達は何でもやるデス。 それが私達3人の役割デス!!」」
そうね。 私はあの時、助けられなかったら死んでいた身 
だからこれからの人生は全てお姉様に捧げる。 それは元より分かっている事よ。」
「その意気デス! お姉様の力ならきっと全人類を幸せに出来る未来を作ってくれるデス!!」
「そうね……」


栞は文句を言った事に反省し、彼女に頭を下げる。


「悪かったわね。
お互い、苦労した者同士なのに………」
「そうデスね………
でも気にするなデス!!
さてキュアスパーク4号機、5号機、そしてライブドライバー試作機の製造ももうすぐ大詰めデスよ!」
「う、うん」


2人は作業を再開した。
その計画は順調なようであった。

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「そういえば……あの時はドールの事で頭が一杯になっていたから、気にしてなかったけど……
よく私がキュアギャラクシーって気付いたわね。」
「そりゃ……あんな口調の女の子、アナタぐらいしかいないでしょ?」
「フン……見てる世界が狭すぎるわね……
世界をもっと見渡してみろ。 私のような口調の女なんていくらでもいる。」
「そうかしら? アナタ以外にいるわけないでしょ。」


星道美沙輝と礼丈優奈の2人がこうして話している場所はアイティー美沙輝は優奈に自分の知っている情報を提供していた。
報酬は貴佐にバイト代ついでに貰ったというケーキ1つ無料券であったが、隠蔽する必要もないあの程度の情報を提供するだけでケーキが食えるというのであれば、文字通り『美味しい』話だったのでその交渉に応じたのだ。
美沙輝は期間限定メニューである「イチゴとオレンジとパインのショートケーキ」をコーヒーと共に堪能していた。


「そっか、アナタはマカラという妖精とコンタクトを取っていたのね………」
「まっ、全然役に立たなかったけどな。
今はどうしているのやら………」
「あと愛花ちゃんは………」
「命に別状はないらしいからその内、目を覚ますだろ。」


それを言った後、優奈の表情が曇る。
おそらくあの時、愛花や火事に巻き込まれた子供を助けられなかった事に後悔しているのだろう。
愛花とは会った事もないのに、病院にお見舞いに行こうと言い出す程である。


(相変わらず、自分の為にならない事を全力を注ぐ奴だ……
そんな事をしても何も変わらないのに)
「で、アナタは今まで自分の為に戦い、幾度の戦いを経てライブドールを集めて来たのね。」
「ガギ、カメレオン・ゾディアーツ、仮面ライダーバロン、そしてウルトラマンマックス………
敵としては厄介だったけど、こうして味方になれば頼もしい手駒よ。」
「でも、まだまだ序の口なんでしょ?」
「まあね。
このギャラクシースパークを拾ったのがここに越してからすぐだから奴らはおそらく半年ぐらい前から行動していると思う。
その間に、奴らはシャドースパークの調整やライブドールの回収に尽力していたんだろうね。」


そう言いながら、コーヒーに口をつけるが、相変わらずコーヒー特有の苦味には慣れない。
だが、それでも美沙輝はそれに堪えてコーヒーを飲んでいく。


「そういえばそのダークネスを倒せば、ライブドールは元に戻るのかな?」
「まぁ、おそらく本来の人格が目覚め、人形から本来の姿に戻るんだろうな。」
「やっぱり……最終的にはダークネスを倒して、人形にされたレジーナや皆を助けないとね。」
「冗談じゃない。」
「え?」


美沙輝は話を切り出す。
その目は真剣だった。


「私はこの力をそう簡単に手放すつもりはないわ。」
「何バカな事を言ってるの!?
じゃあ、ダークネスは倒さない気!?
アイツの正体は分からない。 けど多分、女の子の声をした地球侵略の為に来た怪獣や宇宙人だと思う。
そんな奴を野放しにする気!?」


優奈の目も本気だった。
だが、彼女がそういう意見を言う事は美沙輝の予想の範疇であった。
美沙輝はすぐに反論する。


「確かに最終的に世界を作りかえる際に私が始末される可能性もある。
だったら、倒さずに倒せばいい。」
「どういう事?」
「例えばその宇宙人やエイリアンを永久に凍結させるとかして、人形にさせる能力などだけを生かして殺す。
そうすれば私はこの力を使い続けられる。」
「何それ!? 完全に自分本位の考えじゃない!」
「お前だって困るはずよ。
誰かを助けたいんでしょ? もしライブドールが元に戻ったら、困るのは私だけじゃないはずよ。」
「あっ……!!」


そうだ、ようやく手に入れたこの力は自分が今まで欲しかった力だ。
世界中の皆を救えるかもしれない大きすぎる力
前はその力に溺れ、他の人を傷つけたけど、あんな事はもう絶対に引き起こさない。
けど、もしこの力を失ったら………?

優奈はそう考えると、背筋がゾッと震えた。
悲劇を繰り返さない為には、人形にされた子達には犠牲になってもらわなければならない。
その状況に納得できずにいた。


「この力があればタダの人間の力では不可能な事も可能となる。
お前があの時、救えなかった火事に巻き込まれた子供なんていくらでも助けられる。
礼丈、お前は困っている人を助ける為にプリキュアになったんだろ?
ダークネスを倒す、という事はそれと大きな矛盾を生む事になるわ。」
「だからって……」
「まぁ、いい。 邪魔したな。
……礼丈、アナタと私はとことん反りが合わないようね。
この店以外で会った時は必ず潰す」


コーヒーに苦戦したものの何とか飲み切った美沙輝はお金を払って店を出た。


(どうして……?
どうしてそこまで強さに拘るの? 分からないよ。
もう十分、力はあるはずなのに………)


美沙輝の意図が分からず、優奈は困惑する。
やがて曇り空が現れ、雨も降ってくる。
その天気はまるでこの2人の関係を表しているようにも思えた。

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「ったく何で雨が降るんだよ!?」


店に出て数分後に降り出した大雨
天気予報では快晴だと言っていたのにとんだホラフキだ。
優奈の青臭さにも苛立っていたのにこれでは尚更だ。


「これも全て礼丈のせいだ……チイッ!!」


そんな雨による理由のない悪意によって走って家に帰る事になってしまい不機嫌になる美沙輝
肌には冷たい感触が感じられ、全体に広がりさらに不愉快な気分になる。
しかし、家まであと少しの所で美沙輝はある異変に気付く。


「何だ、アレ!?」


美沙輝が目にしたのは裏山が凍りつく光景だった。
季節は春、しかもここは埼玉 こんな事はふつうありえない。
という事は………


「どうやらライブドールのお出ましのようだな。」
[プリキュライブ! キュアギャラクシー!!]
「ハッ!!」


ギャラクシーに変身した美沙輝は高く飛び上がり、裏山に向かう。
すると敵らしき影を見かける。
どうやら優奈はバイトのせいで遅れているようだった。
競争相手が生まれてどうなるかと思ったが、そこまで痛手ではない、と美沙輝は感じる。
まさか日々のニート生活がこんな形で功を来たすとは予想外であった。


(生真面目な礼丈の事だ。
いくら敵が暴れていてもバイトを放り出して、コッチに来る事はありえない。
やれやれ、仕事に縛られている癖に何が『私が皆を守る!』だよ。 チャンチャラ笑えるぜ。)
「よし今の内に倒すか。」


ギャラクシーの目の前には巨大な翼と強固な皮膚を持つ怪獣、そしてウサギの耳のような飾りがついた緑のフードを被っている水色の髪の少女がいた。
あまりにもアンバランスすぎるコンビにギャラクシーは驚いてしまう。


「随分、凸凹そうなコンビだな……ん?」


すると美沙輝の頭の中に『ゲランダ』、『四糸乃』、そしてスペックが頭に流れ込んできた。


「これはまさかアイツらの情報!?」


味方のライブドールはともかく、敵のライブドール言うなればダークネスドールと呼ぶべき存在ののスペックが分かるのは初めてだった。
もっとも敵のライブドールの場合は味方ライブドールほど能力の全容は分からないのだが
例えばゲランダの場合は『ネオフロンティアスペース出身、ウルトラマンダイナと戦闘経験アリ・強固な皮膚が最大の武器』
四糸乃の場合は『デート・ア・ライブの世界出身の精霊-ハーミット-、氷属性、パペットに注意』
と名前の事しか頭に流れてこない。
自分でライブすればさらに細かい情報が分かるのだが、今の所は手探りで敵のスペックを見極めるしかなかった。


「今まではこんな事なかったのに………いや前にもあったな。」


そう、かつて今まで倒してきた敵についてのレポートを書いていた時も同じようにゲットしていないドール、つまりレジーナとキュアエースの情報が頭の中に流れ込んできたのだ。
あのスマホといい、ここ最近は不可解な事が多すぎる。
美沙輝は狸に化かされた気分になるが、すぐ眼光の敵に向ける。


「にしても……また2人組か?」
『ちょっとー、よしのんも数に加えてよー』
「は?」


最初は意味不明だったが、よく見ると少女が手に持っているコミカルなウサギ形のパペットが喋っていたのだ。
詳細にあった『パペット』とはこれの事のようだった。


「何だ、お前? 腹話術が好きなのか?」
『……』
「ん?」
『キミの言っている事が分からないなぁ
腹話術って何の事?』
「ハッ、とぼけても無駄だ。 どうみても腹話術だろ。」
『なーっっっにを言ってるのかな?』
「容赦……しません!!」
「なっ………!!」


一瞬、四糸乃の身体が大きくなったように見えたが……違った。
見ると四糸乃は鈍重なフォルムの怪獣らしきものに乗っていた。
怪獣らしき存在はやはり3mほどの大きさであり、周りに冷気を放っていた。
驚く事にその怪獣は先ほどのパペットと同じ人格を持っており、言葉を発していた。
これこそが四糸乃の精霊としての力『氷結傀儡-サドキエル-』である。
四糸乃は空気を瞬間的に凍らせて氷柱を生成、ギャラクシーに向けて振り落とす。


『フフーン♪ これが四糸乃とよしのんのコンビネーション技だよ~♪
僕達と怪獣・ゲランダのタッグプレー、とくとご覧あれ!!』
「人の質問に答えない奴にはお仕置きをしないとね。
悪いけどコッチには……とっておきがあるんだよ!!」


そういってギャラクシーが出したのはウルトラマンマックスののライブドールだった。

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[ウルトライブ! ウルトラマンマックス!!]


赤い光に包まれ、ギャラクシーの身体が輝き、赤と銀の光の巨人・ウルトラマンマックスに変身する。
巨人といっても、その大きさはやはりガギ達と同じく3m程だったが。


ギンガー31
「デュワッ!!」


そういってマックスはまず手刀を放ち、ゲランダの動きを止め、そこから背負い投げをしてゲランダを地面に叩き付ける。
後ろから氷結傀儡が冷気を纏ったツララのような顎でマックスに噛みついてくる。
口からも凍気を発する"よしのん"に噛み付かれ、マックスの腕は凍りつき、動きが鈍る。


「うおっ!?」


素早く振り解き、頭部からマクシウムソードを放ち、2体を牽制する。
さらにエネルギー光弾でゲランダを怯ませた後、"よしのん"とガッツリ組み合う。


「まずは四糸乃に集中だ! 行くぜパペット女!!」
「だからー、そういう呼び方やめてほしいんだけどー?」


そういって"よしのん"を攻撃していくマックス
ゲランダの邪魔はあるものの。激しいぶつかり合いが続き、均衡状態が続く。
すると、"よしのん"の上で揺られていた四糸乃の腕のパペットが腕から地面に落ちる。
隠されていた左手が見え、四糸乃が顔が強張っていく。


「あ……」
「お得意の腹話術はもう出来ないようだね。 ……ん?」


美沙輝がさらに嘲笑しようとしたその時、四糸乃の状態が可笑しい事に気付く。
どうやらパペットである"よしのん"が消えた事に動揺しており、目に涙を浮かべていたのだ。


「よ、よしのん……!!」


四糸乃は目の前にパペットがなくなった事に動揺し、パニックに陥る。
すると周りがたちまち氷に覆われ、裏山一帯に霰が降り注ぐ。
美沙輝は知らなかったが"よしのん"とはあくまで『四糸乃の別人格』でありあのパペットが喋っているわけでも腹話術でもない。
が、四糸乃はあのパペットこそ"よしのん"と思い込んでいるせいでパニック状態に陥っているのだ。
氷結傀儡からは"よしのん"の人格はタダの暴れウサギと化していた。


「コイツ、パペットがなくなったから情緒不安定になっているのか……!?
だったら!」


右腕を高く上げて、エネルギーがチャージされる。
そして腕を十字にクロスして、光線・マクシウムカノンが放たれる。
情緒不安定になっている……いわば『暴走状態』では何をしでかすか、わかったものではない。
早く倒そう、というのが作戦であったのだ。


「ハァァァァァァッ!!」


氷結傀儡の口から放たれた冷凍光線とマックスが放ったエネルギー光線がぶつかり合う。
威力は互角であったが、周りから冷気が漂い、マックスは体制を崩しかける。
これも情報が提示されずこの時の美沙輝は知らなかったようであるが、ウルトラマンは寒さが一番の大敵であるのだ。


「ウワッ、寒い!?
何かいつも以上に寒さが身に染みるっていうか……」
[ピコン、ピコン、ピコン、ピコン………]
「な、何コレ!?」


突然、胸のランプが点滅する。
するとエネルギーが少しずつ抜けていく感覚がした。
美沙輝の頭の中にそれについての情報が提示される。


「カラータイマー………『ウルトラマンにはライブできる時間に制限がある』!?
冗談じゃねぇッ!!」


四糸乃とゲランダの同時攻撃にマックスはコンクリートに叩きつけられる。
状況はかなり不利だった。


「だったら!!」


遥か上空の飛び立ったマックスはそこで太陽エネルギーを吸収
熱を帯びた身体のまま地上に戻り、再び四糸乃とゲランダにぶつかっていく。
さらにマックスは再び頭部からマクシウムソードを発射
先程とは違い、無数に増えた剣は氷結傀儡の身体を次々と切り裂いていく。
氷結傀儡は太陽の熱を帯びた剣によってその巨体を砕かれてしまった。


「よ、よしのん・・・・・・・・」
「泣くのは私に倒されてからにしなさい! この駄々っ子!!」
(とにかく強引でもいいから、まずは1体倒す!!)


ゲランダの邪魔を振り切り、泣きべそをかく四糸乃を前にしたマックスはマックスギャラクシーを召喚
そのままエネルギー光線を放つ。


「ハァァァァァァァッ!!」
「ひっ……!!」


混乱している四糸乃は自分の危機に気づき氷の壁を何重にも展開し、攻撃を防ごうとする。
が結局防ぎきれずエネルギー光線を受け爆発
爆発で吹き飛ばされた四糸乃のドールを飛び上がって回収した。


「よし!!」
「グオォォォォ!!」


四糸乃を倒して、一息つけると思ったが、まだゲランダがいる。
タイムリミットが近づくのを感じ、ギャラクシーの姿に戻った美沙輝はゲランダに対抗する。


「マクシウムソードとかでそれなりにダメージは与えているはず!
このまま一気に決めさせてもらうわ!!」
[ギャラクシーフィニッシュ! 輝け銀河!!]
「プリキュア! ギャラクシーシュート!!」


ギャラクシーが腕から放った虹色の光線はゲランダの腹に直撃し、大爆発を起こす。

------------------------------------------------------☆ ☆ ☆--------------------------------------------------

「決まったな。
よし、コイツもかいしゅ……」
「グオオオッ!!」
「は?」


爆発で起こった炎を掻い潜り、ゲランダはギャラクシーに向かって突進
完全に予想外であった不意打ちを食らい、ギャラクシーは吹き飛ばされる。


「ウソでしょ!?
どんだけ硬いのよ、アイツの身体!?」


確かに四糸乃との戦いでかなり体力を使ったのは事実
カラータイマーが光っていた事からもそれは明らかである。
だが、それでも全力の必殺光線の直撃を素で耐えられたのには驚きを隠せなかった。
完全に美沙輝の慢心が起こしたミスである。


「グオオオッ!!」
「クッ!!」


ゲランダの突進を受け止め、投げ飛ばすギャラクシー
ギャラクシーブレイガンを銃の形状にしてもう一度、必殺技の体制に入る。

[ギャラクシーフィニッシュ! 撃ち放て銀河!!]
「プリキュア! ギャラクシーバス……!?」


ギャラクシーバスターを放とうとした直前、後方から熱波と冷凍光線が放たれ、ゲランダは倒れ込んでしまう。


「何だ!? ジョーカーか!?
だが、アイツは氷はともかく炎攻撃は使えないはず………」
「オリャ!!」


すると突然、赤のコスチュームを着た少女がジャンプをしながらギャラクシーの上方に姿を現す。
先端が炎に包まれた槍を振るい、ゲランダを攻撃していく。
火力に特化された槍による突きはゲランダを追い詰める。


「今よ!」
「ハッ!!」


さらに後方にはゆっくりと歩く水色のコスチュームを着た少女が拳銃から冷気を纏った弾丸を放ち、当たった箇所を凍らせていく。
ゲランダは動きが鈍ってしまう。


「ナイス!!」
「トドメいくよ、トモちゃん!!」
「うん、2人で行くよ!!」
[フレイムフィニッシュ! 燃えるぜファイア!!]
[ユキカゼフィニッシュ! 冷えるぜコールド!!]


一段と燃え上がった炎の槍を持った赤い服の少女がゲランダを突き刺す。
さらにそこに水色の少女がより強力にった冷凍弾をゲランダにぶつけ、身体を冷却
熱を持った状態で急激に冷やされ、温度の変化に耐えられなくなったゲランダの皮膚が打ち砕かれ、そのまま撃破・爆発した。


「お前らは………」


倒れているギャラクシーを無視し、ゲランダのライブドールを回収する2人
やがてギャラクシーの方を振り向き、口を開く。


「私は……ライブプリキュア・フレイム そして」
「ライブプリキュア・ユキカゼ」


それぞれ『フレイム』、『ユキカゼ』と名乗った2人の新たなプリキュア
敵なのか……味方なのか……
ギャラクシーが身構えている中、やがてフレイムとユキカゼが動く。


「行くよ、フレイム」
「分かった!!」


戦闘態勢に入った2人はギャラクシーに飛び掛った。

------------------------------------------------------☆ ☆ ☆--------------------------------------------------


1425816770058
「三ノ輪銀の想いを受け継ぎ、バーテックスと戦う須美と園子
プロトタイプである2人の勇者の最終決戦が始める!!
次回、ヒーロー列伝!! 『さよなら友達…… 瀬戸大橋跡地の合戦!!』」