ゴープリ2-27
「キュアフローラに引き続き、新たにキュアマーメイドまで出現したプリンセスプリキュアの世界」


「ライブスタープリキュアの世界でもこの私、星道美沙輝の他にも多くのプリキュアが出現し、それぞれ大切なものの為に戦っていた」


「今回はその中から私の活躍したエピソードを1つ、紹介しよう………!!」


というわけで今回は「ライブスタープリキュア!」の第2話DC版を丸々載せる特別篇です。
『ただのPixivの使い回し(コピペ)じゃねーか!!』と言う方もいると思いますが………ご安心ください。
今回は追加シーンを加えた特別版です。
44話まで書いた事によって色々、追加できるようになったシーンとかもあるのでちょっと色々加筆・修正しているのでそちらも楽しんでいただければ嬉しいです。


Pixivはログインしないと入れないサイトであるので「たけ坊の小説見る為だけに会員登録するのめんどくせーよ!」とか「ログインの仕方分からねぇ! ユグドラシルぜってぇ許さねぇ!!」という方もいると思いますしね。
とりあえず第1話だけでも見てみて、色々と感想を言ってくれると嬉しいです。(なるべく具体的なアドバイスや指摘をしてくれると分かりやすくてこちらも助かります。)


では、続きから本編開始です!!

#02 出会い

夜がすっかりふけた頃、美沙輝は自分で作った料理を食べていた。
ここ半年は1人で住んでおり、家事も一通り出来る彼女は自分の料理に満足していた。
今日の夕食は豚肉のケチャップ焼きとコーンスープである。
もちろん味は美味、やはり日頃の努力が成せる業である。


「う~ん、最高!!
やっぱり自分の料理スキルが上がっている気がするわね。」
「あの・・・・・僕のご飯は・・・・・・」
「勝手に押しかけといて飯をねだるとは度胸あるなアンタ」
「ゴメンなさい。 調子乗ってました、本当にゴメンなさい。」
「何で、こっちのお金をすり減らしてまでアンタに飯をあげなきゃいけないの?」
「ウッ・・・・・・・」
「それに『働かざるもの食うべからず』
アンタ、結局あのガギって怪獣を倒せないし、私が最終的に倒すし、ただの役立たずじゃない。
しかもそのショックで倒れ込んで料理も手伝わないし
まぁ、足手まといは必要ないからむしろ良かったけど」
「ウウッ・・・・・・・」


事実をことごとく言われ、マカラはたじろぐ。


「よくオリジナルプリキュアはこんな奴らの御守をする気になれたなぁ・・・・・・・・
どいつもコイツもアホばかりなのか?」

オールー2
『オリジナルプリキュア』というのはギャラクシーに変身した時に頭に流れ込んできたワードの1つである。
簡単にいえばかつての戦いで人形にされてしまったプリキュアの事である。
人数は30人は軽く上回るという、あと数年すれば某秋葉原のアイドルグループに達するであろう人数であった。
ちなみに私が変身したキュアギャラクシー、そして敵であるキュアウィッチは『ライブプリキュア』と言うらしかった。


「そんな事ないよ!!
歴代のプリキュアはしっかり妖精の世話をしてくれたし、どんな運命も受け入れても幸せそうだったよ!!」


とことん辛口な美沙輝に対し、マカラが抗議する。
しかし、美沙輝は澄ました目でマカラを睨む。


「私はねぇ、無能な存在が一番嫌いなんだよ
どんな場所でも一番、厄介な存在なのは敵よりも無能な味方………そんな事も分からないの?」
「それは………」
「第一、あんな命のやり取りである戦いに巻き込まれた人間が幸せ!?
ふざけてるの!? 偶然、巻き込まれて勢いでさせられただけだろ。」
「じゃあ・・・・・・・何で君は戦う事を決めたの。」
「私はこの力を使ってオンリーワンの存在になりたい。
誰もが屈するほどの強い力を
それが私の存在証明なんだからね。
私の考え、付いて来れないなら、付いて来なくていいわ。」


そう、この力は私だけのもの
この力を持ってすれば、見返す事が出来る。
この世の全てを………!!


「弱い奴は消えろ……とまでは言わない。 収まる所に収まっていればいい
私はアナタのやっている事を止めやしない。
けど、私の邪魔をするならすぐに倒させてもらう。
収まる所にも収まっていられない弱者ほど惨めな奴はいない」


矢継ぎ早に言葉を続ける美沙輝
彼女の辞書に『容赦』という言葉がないようであった。


「どうするつもり? これから。
言う事によってはアンタを始末しないといけないけど」
「君の話は……もっともだと思う。
僕は自分の世界の事ばっかりで………君の気持ちを聞こうとしなかった。 ゴメン」
「分かればいい。」
「でも、それでも………僕はあの世界を救いたい!!
プリキュアも! 他のヒーローの皆も! そしてあの世界で暮らす人間達も!!
今度はちゃんと相手の話を聞いて同意を得る!! 押し付けないよ!!」
「あー、そうかい
頑張れよ、偽善者妖精さん」
(ああ、やっぱりコイツ何も分かってないな。
知らない人を巻き込ませている時点で既にアウトって分からないのか………)


不機嫌になる美沙輝
妖精がいるだけでせっかくの手料理も不味くなる。
腹立たしい事、この上なかった。

まぁ、だがアイツに逸材を見つけるのは多分不可能だ。
それにもしプリキュアを見つけ、人形、ライブドールを巡る戦いになったら倒すだけだ。
プリキュアの力は私だけのもの
あのキュアウィッチって奴もいずれ倒すだけだ。
私はギャラクシーの力を、自分の力を信じるだけだ。 私はそう決意した。

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ラグエイトの飛空艇
相も変わらずここには無数のライブドールが展示されていた。
かつては歴戦の戦士であった人形がそこにはあった。
その中心でウィッチ、そして彼女の主人であるダークネスがいた。


「ダークネスお姉様! 何故です!! 何故、あのギャラクシーってプリキュアを野放しにするのですか!?」
「彼女は私達の計画に必要な存在だからよ。」
「え?」
「それにアナタの為でもある。」
「どういう事ですか?」
「ギャラクシーを泳がせたのは私達のライブプリキュアの実験台にするのが目的って事よ。」
「! そ、そうか……」


ウィッチは話を理解する。


「そう、より実戦らしさを出す為には私達の息がかかっているライブドールを召喚して戦わせるよりもギャラクシーと戦わせた方がよりリアリティのある練習になれる。
お遊びじゃない本当の命の駆け引きなんだからね。」
「何だ、そういう事だったんだ……!!」
「今後はある程度は能力向上などを図って、戦うのはいいわ。
でも殺したり、ギャラクシースパークを壊すのだけはやめなさい。
貴重な実験台を殺すのは惜しいわ。
それと倒されたライブドールはある程度は彼女に渡してやりなさい。」
「え、何で?」
「そっちの方がライブドールのデータ収集の効率が上がるからよ。」
「なるほど……承認しました。」
「頼んだわよ、キュアウィッチ いえ……栞」
「はい!」


ウィッチは変身を解除し、変身前の普通の少女の姿である魔奇栞に姿を変える。


「見てなさい、キュアギャラクシー………
生き殺しにしてあげるわ………!!」

栞はニヤリと微笑んだ。

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「妖精の皆が! 危ない!」
「ラブリー! でも……」
「大丈夫だよ、プリンセス!!
あきらめなければ絶対に………」
「無駄だ。」
「「キャアアアアアアアアアアァァァァァァッ!!」」

パチッ
今日も妙な夢から一日が始まった。
昨日とは違い、2人の少女が妖精を庇い人形にされる夢だった。


(変な夢で見れる光景が昨日よりもハッキリしている。
これもギャラクシーに変身した影響………?
正直、ああいう夢で目覚めるのは私の性に合わないんだけど)


と、その時、美沙輝はある事に気付く。


「アイツ………確かマカラとか言ってたな。
どうやらいなくなったようね。

窓を開けたままだったはずだから、そこから出たんだろうなぁ。」

微妙に寝ぼけた口調で窓を見た後、美沙輝は顔を洗い、昨日買ってきた菓子パンをレンジで温めて食べる。
甘いパンを食べるのが彼女の朝ごはんであった。 今日はアップルパイだ。
今日は役立たずがいないおかげで最高の朝飯だった。 まぁ、これが普通ではあるのだが


「いやー、今日もパンが上手い!!
そういえば昨日、ゲットしたコイツをちょっと試してみるか。」


昨日、手に入れたガギのライブドール
おそらくキュアギャラクシーと同じく、このガギにもライブできるはずだろう、と考えたのだ。
パンを食べ終え、早速ガギにライブしようとする美沙輝
が、しかし


「………冷静に考えたら、ここであのサイズになっちゃったら家壊れるわ。 ヤバッ
『家で人形遊びしてたら家がぶっ壊れた』なんて証言、誰も信用してくれないだろうしなー」


急に冷静になった美沙輝は急いで外出の準備をし、裏山に向かった。
今日は自転車なので着くのは早かった。
この裏山にはほとんど人が来ない事で有名なので、こういうのを試すのには打ってつけなのだ。


「よし、早速やるか。」
[ウルトライブ! ガギ!!]


美沙輝は光に包まれ、巨大な怪獣・ガギの姿に変わる。
サイズは最大で指定したが、そのサイズは3mぐらいであった。
しかし最大の特徴は


「ここどこ……?」


そう昨日、家の鏡の前でもギャラクシーに変身したのだが、その時は自分が人形が身に着けているコスチュームや武器を装備しているというものだった。
よっていわゆる変身魔法少女みたいな感じだった。
だが今、ガギに変身している自分はいわばロボットのコクピットにいるような感じで特殊な空間から五感などを感じ、自分の動きに合わせ、ガギが動いているという仕様だった。
美沙輝は知らなかいが、この空間は礼堂ヒカルがウルトラマンギンガやその他のウルトラマンや怪獣に変身する際に送られる空間に似ていた。
頭から流れ込んでくる情報によれば「顔が変わらず武器やコスチュームだけ変わるのはライブプリキュアのドールのみ」らしかった。


「まぁ、いいわ。
でも、やっぱりこれ以上はデカくなれないようね。
本当ならもっとデカいらしいけど………」


昨日のギャラクシー同様、頭の中にガギの大まかなデータやスペックが流れ込んでくる。
情報によれば武器や能力は昨日、使ってきた能力のみのようだ。
大きさが小柄になってしまうのは人形にされた影響なのだろうか。


「バリヤー展開やムチは使いようによっては強そうね……そういえば、逆は無理なのかな?」


ガギから元の少女の姿に戻った美沙輝は再度、ガギになる。
今度はあまり身長は変えずに・・・・・・1.6~2.0mぐらいで………!!


[ウルトライブ! ガギ!!]


美沙輝は再び、ガギに変身する。
今度はさっきよりも遥かに小さいサイズだった。
美沙輝のイメージ通りのサイズである。


「よし! これなら………!!」


確かに巨大な姿も便利なのだが、小回りが利き、少しでも体が軽くなれるこっちのサイズの方が美沙輝にとっては便利なのだ。


「あとは技や能力のチェックを………」


そうしてガギやギャラクシーに変身し、技の練習をしていく。
1,2時間程、経過した所でふと、マカラの事を思い出していた。


「アイツ………何してるんだろうなぁ」


何だかんだでアイツが気になってしまう。
もし、アイツが私のライバルになりえる人材を見つけてしまったら………!!

「念の為、確認してみるか………」

美沙輝はドールをしまい、街の方へ向かった。

------------------------------------------------------☆ ☆ ☆--------------------------------------------------

「探さないと、この中から
プリキュアになれそうな子を………!!」

マカラは空中を浮遊しながら、ふさわしい人物を探そうとする。


「ど~こどこどこど~こだ~? 僕のパートナー、ど~こだ~♪」


仲間がいない寂しさを紛らわす為、ひだまりスケッチな歌を歌い始めたがそこに一人の少女を見つける。
すぐに降り立ち、その少女に話しかける。


「君! プリキュアにならない?」
「ぷりきゅあ?」

小学1年生ぐらいの女の子に話しかけたマカラは早速、説明に入ろうとする。


「うん、実は僕達の世界が……」
「キャアアアアアアアアアアッ!! ば、化け物ー!!」
「フェッ!?」


この子が自分に驚いて叫んだ・・・・・・・・・と思ったが違った。
見ると女の子の母親らしき人間が自分を指差して、叫んでいた。


「キャアアアアアアアアアアッ!! 
ぬいぐるみが喋ったぁぁぁぁぁぁ!!」


そう言いながら、母親は娘を抱きしめるように包む。


「お母さん、違うよ? あの子は妖精よ。」
「そんなわけないでしょう!! 現実に妖精がいるわけないでしょ!!・」
「ヤバイ!!」


やがて少女の母親の騒いでいるのを、只事ではないと思ったのか誰かが警察に連絡したようだった。
しばらくするとパトカーが到着し、警察官が現れ、事情聴衆が始まったのだが・・・・・・・・」


「本当なんです! 本当にぬいぐるみが喋ったんです!! 本当なんです信じてください!!」
「お母さん、落ち着いてください。 ぬいぐるみが喋るだなんてそんな事、起こるわけないでしょう。
娘さんの方が落ち着いていますよ?」
「どうやら、母親の思い違いのようですね。」
「何だよ……いい迷惑だ………
俺達だって暇じゃないのに………」


3人の警官は呆れた顔でその親子を見つめる。
咄嗟に隠れてしまったマカラはその状況を見て、オタオタしてしまう。


「あわわ………」
「おい」

震えながらマカラが振り向くとそこには腕組みをしている美沙輝の姿があった。


「君は……! あれ、そういえば名前は………」
「美沙輝よ。」
「美沙輝……もしかして………」
「見てたわよ、アナタがこの世界の人に迷惑かけていた所」
「ですよねー………」
「警察とかも暇じゃないのよ。 この世界はアナタのいた妖精の世界じゃない。
下手すれば新種の生物として捕らわれて、内部解剖されてしまう可能性もあるのよ。」
「そ、そうなの!?」


鳩が豆鉄砲を食らったような表情をするマカラに美沙輝は呆れる。
どこまでこの妖精は自分の立場を分かってないんだ…………


「それにあんな小さな子をスカウトしてどうする気なんだ? お前ロリコンか?」
「僕の直感だよ! あの子ならプリキュアになれると………」
「でも、あれじゃ無理だろ。 下手にまた近づいて母親に見つかったらアウトだぞ。」
「うん、僕もあんな人が身近にいる子のパートナーになるのは嫌です。」


どうやらマカラはヒス女が嫌いなようだった。
私もヒス女が嫌いだからその気持ちはよく分かる。
どうでもいい所で初めてコイツと同意見になった。 本当にどうでもいいが
その時だった。


「キャーッ!!」
「怪物だーッ!!」
「ん? まだお前の騒動が続いているのか?」


一瞬、そう思ったがその予感が人々の次の叫び声でかき消された。


「カメレオンの怪物だー!!」
「うわー!!」
「……どうやら、昨日のガギ同様、あの紫のプリキュアが何か召還したらしいわね。」
「うん。」
「さて、あの紫のプリキュアでも倒しに行くか。」
「え!? あの怪物は!?」
「あの怪物を倒せるのは私だけ
アイツを誰かに奪われることはないわ。 それに、紫のプリキュアの方が強そうだしね!!」
「そんな! 人々を襲っているのはカメレオンの怪物だけなのに!!」
「そんなの関係ないわ
私は正義の味方……ヒーローになったつもりはない。
私は私の為に戦うだけよ!!」

------------------------------------------------------☆ ☆ ☆--------------------------------------------------

そういって美沙輝は辺りを見回す。
すると、予想通りキュアウィッチの姿がそこにあった。


「見つけた!」


獲物を見つけた美沙輝はライブドールとギャラクシースパークを構える。


「プリキュア! ギャラクシーライブ!!」
[プリキュアライブ! キュアギャラクシー!!]


美沙輝はギャラクシーに変身し、キュアウィッチに銃撃を放つ。
しかしウィッチはそれをバリアで防ぐ。


「何か……用かしら?」
「アンタのライブドールをいただく。」
「出来るかしら……‥?」


ウィッチは空に浮遊しながら、周囲に魔力弾を生成
連続でギャラクシーに撃ち放つ。
ギャラクシーも空を舞ってその攻撃をかわす。


「フーン……頭から情報は流れて来たけど、飛べるんだ」
「チッ!!」
「だったら、ハアッ!!」


ギャラクシーは空を旋回し、そこから二丁拳銃で火を噴かせる。
ウィッチは魔力弾でそれを相殺させる。


「クッ!!」
「そんな単純な戦法、私には通じないわよ!!」
「だったら………!!」


再び魔力弾を展開するウィッチ
だが、先ほどとは違い、空中で静止している。


「………?」
「ハッ!!」


ウィッチが念じると、魔力弾は自由に軌道を変え、ギャラクシーを追尾する。
魔力弾はギャラクシーの銃撃をかわし、ギャラクシーに命中する。


「クッ………」
「まだまだ! 実力の差、見せてあげるわ!!」


そういってウィッチは別のライブドールを取り出す。


「それは!?」
[ダークネスライブ! マジレッド!!]
「マジ・マジカ!!」


マジレッドのライブドールで多段変身したウィッチはマジスティックを使い、攻撃していく。


「アンタ……そのドール……‥」
「これはお姉さまに忠誠を誓った事で手にしたドール
お姉さまに気に入ってもらえれば、ドールをもっと貰えるわ。
まぁ、私にとってはあの方の側にいられるだけで幸せなんだけど」


マジレッドは杖から炎を放ち、牽制
ギャラクシーも身体を赤く発光させ、炎で対抗する。
しかし、押し返され、ギャラクシーは炎を浴びてしまった

------------------------------------------------------☆ ☆ ☆--------------------------------------------------

「ウウッ……
何で美沙輝はあんななの……?」


確かに変身した理由が完全に自分の為だったとはいえ、まさか怪物を放っといてウィッチと名乗るプリキュアに向かうとは………
まぁ、怪物を放っているのは彼女だから結果的には平和を守っている事になるのだが………


「とにかく僕は僕に出来る事を………」
「キャッ!!」
「え?」


マカラが振り向くと先ほどよりも幾分、年上の少女(見た感じだと、おそらく小6ぐらいだろう)の少女が倒れている。
どうやら足を挫いて、動けないようであった。


「あの子、怪我をして………」
「はぁっ!!」


近くで戦っていたウィッチの放った魔法弾をギャラクシーが弾く。
すると、その魔法弾はビルに命中し、倒壊
倒壊した瓦礫が少女に向けて、降り注ぐ。


「キャアアアアアアアッ!!」
「危ない!!」


咄嗟にマカラが飛び出し、バリアを張る。
妖精学校で鍛えた特技である。


「大丈夫!?」
「アナタは………!!」


少女は不思議そうな顔でマカラを見る。
さらに奥を見ると、少女が何者かと戦っているのが見えた。


「あれって………」
「話はあとで、とにかくここは逃げて!」
「う、うん!」


マカラは少女を連れて、その場を離れた。

------------------------------------------------------☆ ☆ ☆--------------------------------------------------

ウィッチはマジレッドから元の姿に戻る。


「どう? あの御方に就けば、ドールが手に入れるのもグッと楽になるわ。

私達と一緒に負のエネルギーを集めて、宇宙の全てを支配してみない?」

驚く事にウィッチはギャラクシーの勧誘をしてきた。
しかしギャラクシーを渋い顔でこちらを見る。


「面白い話だけど、あいにく私は誰かの命令に従う気はない。

アンタみたいに誰かの言いなりになって満足している奴の気持ちなんて分からないわね。」

「そう? 私はお姉様の妹分で満足しているんだけど」
「理解できないわ……誰かに従われる人生なんか面白い訳ないじゃない!!」
[ギャラクシーフィニッシュ! 切りさけ銀河!!]


ガイダンス音声が流れるとともにギャラクシーブレードは刃は一段と光り輝く。
その刃の輝きはまさに星の輝きのようであった。


「だったら………」
[ウィッチフィニッシュ! 魔の力ファンタスティック!!]

「プリキュア! ギャラクシースラッシュ!!」
「プリキュア! マジカルショック!!」


ギャラクシーの放った星の力に満ちたエネルギーの刃とウィッチが杖から放った強力な魔力弾がぶつかり合う。
両者の間で爆発が起こる。
その様子を見て、ウィッチは訝しむ。


「………あいにく、私もプリキュアになったばかりでね。
確かにドールの数は私の方が多いけど、単純なスペックは互角みたいね。
まぁ、いいわ。 ウィッチの戦い方は分かったし
………悔しいけど」


そういってウィッチはテレポートしてその場を離脱した。

------------------------------------------------------☆ ☆ ☆--------------------------------------------------

少し前に戻り……


「何なの!? この騒ぎ!?」


アイティーに向かっていた優奈は怪物騒ぎに巻き込まれ、道を引き返していた。 

「このままじゃ間に合わない……」という考えもよぎったが、そんな事を言っている場合ではない。
既にほとんどの人間が郊外に出ている。
その時、優奈はエネルギー弾のようなものがビルに当たるのを目撃する。


「え? 夢じゃ……ないよね?」


その後もビームのようなものがぶつかり合う。
自分の頬を抓った優奈はその光景が現実だと確認する。


「一体、これは………」


優奈は好奇心のままにその場所に向かった。

------------------------------------------------------☆ ☆ ☆--------------------------------------------------

「チッ、逃げられたか。
だったら………あの怪物を倒すか。」


フォーゼー3
目線を依然、暴れまわる怪人の方に向けたギャラクシーは二丁拳銃で怪人を攻撃する。
対抗するかのように舌を伸ばし、攻撃していくが腕から発生した虹色のバリアで防がれる。

「もらった!!」


攻撃が終わったのを見て、反撃に転じようとするギャラクシー
しかし、カメレオン・ゾディアーツは透明になって姿を消す。


「どこに行ったの!?」


周囲を見回すが、気配も消されている。
すると、あちこちから舌による攻撃が放たれ、ギャラクシーは苦戦する。


「カメレオンか………
姿はブサイクだけど、能力は使えそうね!!
こうなったら私のやり方にとことん付いて来てもらうわ!」
[ウルトライブ! ガギ!!]


美沙輝はガギにチェンジする。
鈍重そうな、そのフォルムはとてもトリッキーな動きがウリであるカメレオン・ゾディアーツと戦うのには不向きに思われる。
カメレオン・ゾディアーツはケタケタとあざ笑う。


「そんなデカブツで何が出来るの? バッカじゃないの?」
「何!?」


突然どこからか、カメレオン・ゾディアーツが声を出す。
今まで喋らないものだと思っていただけに、美沙輝は少し驚く。
が、すぐに平静になる。


「残念だけど、コイツがただのデカブツだと思ったら………大間違いよ!!」


ガギは角を光らせる。


「な、何を!?」


透明になったまま再び、死角から攻撃を食らわそうとするカメレオン・ゾディアーツ
しかし、何かにぶつかり姿を見せてしまう。


「これは!?」
「バリアって言うのはね。
ただ身を守るだけじゃなくて、動きを封じるのにも使えるのよ!!」


ガギは角から光弾を放ち、カメレオン・ゾディアーツに追い打ちをかける。
バリアフィールドを使ったせいで驚いてしまったせいか、透明化がなかなか出来ないようだ。


「くっ! 落ち着け!!」

気を取り直したのか再び、姿を消すカメレオン・ゾディアーツ
範囲が狭まったとはいえ、相変わらず厄介な能力だ。


「悪いけど………バリアに閉じ込めた時点で私の勝利は決まったも同然よ!!」
「何を根拠に!?」
「私の理屈、納得できる奴だけ納得しなさい!!」
[シアン フィニッシュ!!]
「プリキュア ギャラクシーブリザード!!」


ギャラクシーの身体が水色に光り、そのまま右腕が天空に突き出される。。
すると周りが氷に包まれる。 バリアフィールドに包まれた一帯がたちまち銀世界となった。
カメレオン・ゾディアーツは足から凍りつき、やがて体全体が凍りつく。


「ウグッ! う、動けない………!!」
「動けなきゃ、その能力も宝の持ち腐れだよね……トドメよ!!」
[ブラックフィニッシュ!!]
「プリキュア! ギャラクシーナックル!!」


黒に服のパーツを輝かせたギャラクシーはエネルギーを右腕に収束させ、拳を突き出す。
拳状のエネルギーがカメレオン・ゾディアーツに命中し、カメレオン・ゾディアーツは撃破された。


「ブラックは腕周りの肉体強化が主な能力のようね……
随分、泥臭い能力ね……強いけど」


カメレオン・ゾディアーツのライブドールを拾いながら、そう口を零す。
すると何かを見つける。 それは色々な意味で馴染み深い奴だった。


「マカラ? 何をしてる?……って……」
「美沙輝!?」
「誰だ、その女は?」


美沙輝はマカラが介抱している少女を見る。
どうやら、逃げてる途中で少女が疲れたようで意識を失ったようだ。


「戦いの様子は?」
「ある程度は見ていた、と思う……」
「まぁいい。 そこに放置させておけ
いずれ、誰かが介抱するだろ
お前がいたらまだバカな大人が騒ぎ散らすだけだ」
「うん………」


マカラは名残惜しい様子を見せながらもその場を引こうとする。
すると少女がうっすらと目を開く。


「う……」
「気がついたの?」
「アナタが助けてくれたんだよね? ありがとう……」


お礼を言う少女
その時、マカラは何かを感づく。


「!? もしかして……君なら………」
「?」
「ねぇ、プリキュアにならない?」
「え!?」
「おい………!!」


突然、少女を勧誘するマカラ
そしてその様子を見ていたのが美沙輝の他にもう1人


「あれは……」


それは優奈だった。
どうやらギャラクシーとゾディアーツの戦いから見ていたようであり、その戦いぶりに惚れ惚れしていた。


「凄い、本物のヒーローだ……!!」


優奈は感動し、もう一度、頬を抓る。
やっぱり痛い……夢じゃない! フィクションの虚像だと思っていたヒーローは本当にいたんだ!!
優奈は心の中で歓声をあげた。



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